知的情報処理分野

 知的情報処理分野では主にソフトコンピューティング(ファジィ,ニューラルネットワーク,自己組織化マップ,遺伝的アルゴリズム,カオス,etc.)を利用した応用研究を行なっております。
 ソフトコンピューティングは、日常人間が扱う「およそ」や「〜ぐらい」などのあいまいな情報や知識を取り扱う、柔らかな情報処理パラダイムのことです。厳密な数学的体系に基づく情報処理をハードコンピューティングと呼ぶことに対して用いられてきました。ソフトコンピューティングを必要とする分野は非常に多いですが、人間とコンピュータの橋渡しをする部分に最も威力を発揮します。複雑な数式を解くことなく、人間の思考に近いアプローチ方法と言えるでしょう。ファジィ理論、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、カオス理論などを融合させてより良い解決方法を探っていきます。

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  ・応用実績
  ・応用事例

知的情報処理の応用実績

応用実績1
 『自己組織化マップを用いた適応型ウェブマーケティングシステムの研究開発』
 株式会社キューブスとの共同研究

 ●概要(研究開発の目標含む)
 ユーザのアクセス情報をもとに、ユーザの嗜好を推測して、当該ユーザが興味あると思われる別のカテゴリの情報を自動的に提供するウェブマーケティングシステムを開発

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知的情報処理の応用事例

 FLSIの知的情報処理分野では以下に示す一般的なテーマから、ニーズに合わせて柔軟に研究・開発を遂行いたします。お悩みの課題がございましたら、是非FLSIまでご連絡ください。

  ・データマイニング
  ・知的制御
  ・知的ロボットの自律行動
  ・パターン認識
  ・信号解析

 以下、応用例を紹介いたします。
 ●データマイニング
   ・医療データや医療データや実験データなどの大規模データの分類、解析

 ●知的制御
   ・外乱に強い柔軟な制御システム
   ・入出力信号の予測を基に素早く対応できる適応制御システム
   ・非線形な系の制御システム

 ●知的ロボットの自律行動
   ・ロボットの自己位置推定、地図構築
   ・ロボットの自律行動システム

 ●パターン認識
   ・顔、人物などの認識
   ・指紋、網膜血管等を利用した認証
   ・物体認識
   ・風景、シーンなどの認識
   ・音声認識

 ●信号解析
   ・生体信号(筋電位、脳波)解析あるいはパターン認識
   ・気象、地震などの信号解析
   ・マクロ経済の分析、予測
   ・株価の予測

Wine Glass & Mouse Stabilization by Fuzzy Logic control


ファジィ理論によるワイングラス立て


カオスチップによるカオスパターン生成
Chaotic Pattern Generation with a Chaos Chip in time to Music


ファジィ知識獲得とファジィ推論を可能にする
SORネットワークによるトレーラーの車庫入れ制御
Trailer track back-up control by employing SOR network
facilitating fuzzy knowledge acquisition and fuzzy inference.


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